色々な形や色の物があり、見た目も可愛いズッキーニ。
癖のない味で炒め物やスープ、天ぷらや煮物など幅広く使える優れもののお野菜です。
しかし、ズッキーニは傷みが早く、適切に保管しても10日程しか持ちません。
そんな傷みやすい食材でも大丈夫!
乾燥させると長期保存が可能です。
乾燥ズッキーニ作り方
コツ・ポイントまとめ
切り方: | 切り方はいろいろ楽しめます。 |
食材の乾燥前処理: | 特になし。 |
設定温度: | 50~60℃ |
目安の乾燥時間: | 約10時間(厚さ7mm〜1cmのスライス時) |
乾燥完了のチェック: | 乾燥して軽くなる。簡単にぱきっと割れるくらい。 |
手順
①.ズッキーニを洗い、好きなように切ります。
②.トレイに並べます。
③.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約10時間乾燥させます。
↑乾燥完了後。形に歪みが出て、軽くなり、簡単にパキっと割れるくらいまでしっかりと乾燥させてください。
ドライズッキーニの保存方法
乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存してください。
真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
日常的に使う場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。
*ラベルを貼りましょう
いつ製造した日付や、内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。
*濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うのはふつうですが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。
乾燥ズッキーニの切り方アレンジ・楽しみ方
切り方・使い方・アレンジ
ズッキーニは炒め物・煮物・てんぷら・ピクルス・サラダ多くの調理法を楽しめる野菜です。
用途にわせて色々な切り方をして乾燥させましょう。
- 輪切り:炒め物、煮込み料理、味噌汁の具材に
- 乱切り:炒め物、煮込み、揚げ物
- 拍子木切り:炒め物、浅漬け
- 千切り:サラダ、酢の物
ズッキーニは生で食べれる野菜?
生でも食べれる野菜です!
ズッキーニは炒め物や天ぷらなど加熱料理に使われる野菜としてのイメージが強いですが、実は生でも食べれます。
ですので、生のまま切って乾燥させ、それを使ってサラダや酢の物、浅漬けなどにも使えます。
ズッキーニの栄養と豆知識
ズッキーニは見た目はキュウリのようですが、カボチャの仲間に分類される野菜です。原産地は北アメリカ南部またメキシコ北部とされていて、今は日本を含め全世界で栽培され人気の野菜となっています。
日本では長野県と宮崎県で栽培が盛んで、年中流通はしていますが、ピークは3月〜9月とされています。
【栄養満点!ズッキーニの栄養】
ズッキーニにはビタミンC、β-カロテン、ビタミンB2、葉酸、食物繊維が豊富に含まれているとされています。
- ビタミンC
美肌効果、免疫力を高める効果、ストレスを和らげる効果などがあるとされています。
- β-カロテン
β-カロテンは、にんじんのように色鮮やかな緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化力を持つ成分の1つです。この持ち合わせた強い抗酸化作用により生活習慣病予防効果やアンチエイジング効果があるとされています。
また、β-カロテンは体内では必要量に応じてビタミンAに変換されることが知られておりビタミンAとしても効果を発揮します。ビタミンAには、目の健康を維持して視機能を改善する効果や粘膜や皮膚を健康に保つ効果があることが知られています。
- ビタミンB2
ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれ、脂肪を燃焼させエネルギー代謝を促進する効果があることが知られています。
細胞の新陳代謝を促進し、健康な皮膚や髪、爪をつくるのを助ける働きがあります。
- 葉酸
葉酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB12とともに赤血球の形成を助けることから造血のビタミンとも呼ばれます。また、葉酸は胎児の正常な発育に重要とされ、特に妊娠初期の女性には必要な栄養素だとされています。