乾燥野菜 ドライほうれん草の作り方と使い方 健康のための朝食スムージーにも!

食物繊維や鉄分、カリウム、マグネシウムなどのビタミンやビタミン類を豊富に含む栄養満点のお野菜ホウレン草。

栄養たっぷりの上に低カロリーなのがまた魅力的で、朝食や筋トレ後のスムージーの材料としても人気です。

こんな素晴らしいお野菜ですが、短所は傷みやすいこと。

湿らせた新聞紙に包んで袋に入れて冷蔵庫保管をしても鮮度は長く持たず、一週間もすれば傷んできてしまいます。

茹でてしまうと保管目安期間は2日程度

生のまま冷凍しても保管期間の目安はおおよそ1ヶ月程度と言われています。

乾燥ホウレン草はどうでしょう?

そうなんです!乾燥してしまえば長期保存が可能なんです!

そして便利に使え、パウダー状にすると自家製グリーンスムージーパウダーとしても大活躍します!

ここでは乾燥ホウレン草の作り方と保管方法、使い方をまとめてみたいと思います。

1.乾燥ホウレン草の作り方・コツ

コツ・ポイントまとめ

切り方: 若いホウレン草はそのまま。

一般的なホウレン草は太い茎の部分を取り除くと乾燥時間が短縮できます。

食材の乾燥前処理: 水で洗って土や小石を取り除く。
設定温度: 50~60℃
目安の乾燥時間: 約5〜10時間前後
乾燥完了のチェック: パリパリに乾燥し簡単に手で粉状にできるくらい。

乾燥前の下準備と手順(乾燥温度・時間)

① 下準備をします

水洗いし、土や小石を取り除きます。茎が太い物は葉と茎を切り分けます。

【上手に乾燥させるコツ】

茎の部分には水分が多く含まれ厚みも増すので完全に乾燥するまでの時間が葉の部分に比べて長くかかります。若いホウレン草ならそこまで大きく時間は変わらないのでそのまま乾燥させてもOKですが、大きく成長したホウレン草(茎が太い立派なもの)は茎の部分とはの部分を分けて、茎の部分は長めに乾燥させてください。

②.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約10時間程乾燥させます。

↓6時間後

写真では少し分かりにくいですが、手で握るだけでパラパラと粉状にくずれるくらいパリパリに乾燥するまで乾燥を続けてください。

2.保存方法

  • 乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存する必要があります。真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
  • 乾燥したホウレン草は崩れやすいのではの状態でキープしたい場合はジップロックなどに入れできるだけ空気を抜いて保存しましょう。
  • スムージーの材料として使う場合はミキサーでパウダー状にして保存をすると嵩が減り保存しやすいです。おすすめの保存法です。
*フードドライヤーで乾燥させた場合、乾燥直後の乾燥食材には熱が残っています。そのまま保管容器に入れてしまうと食品が湿気を持ってしまう原因になり、カビが発生してしまうこともあります。乾燥後は少し室温に置き熱を逃がしましょう。

*ラベルを貼りましょう
製造した日付や内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。

*濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うとは思いますが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。

3.使い方

  • スムージーに
  • おひたしに
  • パスタに
  • スープに
  • 焼き菓子に
  • パンに練りこんだりもできます
私の1番お勧めの使い方はグリーンスムージの材料として使うことです。粉にして保管することで驚くほど嵩が減り、収納スペースも少しで済みます。私は残った葉野菜とハーブを使って自家製のオリジナルグリーンパウダーを作ってスムージーに使っています。高級なスーパーフード系のスムージーパウダーを買う必要もなくなり経済的です。また、自分で作ると無添加の物が作れるので、安心して口にできます。

戻し方

調理する場合はそのまま使っても調理している間に戻っていきます。

室温で15分程度水につけてももどります。しかしこの場合はホウレン草に含まれる栄養の一部が水に溶け出てしまうといわれています。

4.まとめ

傷みが早い葉っぱ野菜のホウレン草。

栄養満点なのに傷んでしまったらもったいないです。

使い切れない程のホウレン草があれば傷む前に乾燥させてしまいましょう。乾燥させたホウレン草は約1年保管が室温冷暗所保存が可能で便利に使えます。

買い忘れた時、不作で価格が高騰した時も乾燥して保存しておけば慌てる必要はありません!

スムージー用のグリーンパウダーとしても大活躍してくれます。

ぜひ作ってみてください。