カボチャはわりと長く保存ができ、栄養もたっぷりあるので使いやすいそして便利なお野菜ですが、調理に時間がかかったり下準備が大変です。
私は面倒臭がりなので、カボチャをまとめて丸ごと調理して用途に合わせて違う形で乾燥させ保存します。
そうすると、かなり便利に活用できます。
また、カボチャはビタミンCやβカロテンなど光や空気に触れることにより失われやすい栄養素が含まれているので、それらをできるだけ失わないように下準備が必要になるお野菜です。
乾燥かぼちゃの作り方
コツ・ポイントまとめ
切り方: | スライス、キューブ、ピュレ |
食材の乾燥前処理: | カボチャの種類や大きさにもよりますが、できれば丸ごと蒸してください。 |
設定温度: | 50~60℃ |
目安の乾燥時間: | 約10〜12時間 |
乾燥完了のチェック: | 乾燥すると少し柔軟性のある硬いシート状になります。 |
手順
①.カボチャの種類や大きさにもよりますが、できれば丸ごと蒸してください。私は大きな深い鍋にお湯を沸かしその上にザルを置いて蒸しています。無理そうならそのまま茹でるか、切って電子レンジで加熱してください。
↓
②.用途に応じて、切ったり潰したりしてトレイやシートにのせます。
↑スープ用
ブレンダーまたはフードプロセッサーに入れ、ピューレ状にします。それをシートに広げて乾燥させます。この乾燥時に切り込み線を入れておくと乾燥後にパキッと割ることができて保存がしやすいです。
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②.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約10〜12時間乾燥させます。
ドライパンプキン保存方法
乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存します。
真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
日常的に使う場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。
ラベルを貼りましょう
いつ製造した日付や、内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。
濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うのはふつうですが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。
乾燥パンプキンの利用方法とアレンジ
利用方法
- スープに
- サラダに
- 野菜炒めに
戻し方
- 室温で→15分水につける(お湯で戻すこともできます)
良い乾燥カボチャを作るコツ・アレンジ法
・カボチャにはビタミンCやビタミンAなど、空気や光にあたることにより失われてしまうとされる栄養成分が豊富に含まれています。乾燥中にこれらの成分の失う量を最小限に抑えるためには下準備が必要です。ちなみに、茹でるより蒸すほうが栄養成分は守られるといわれています。できるだけ皮ごとそのまま火を通すのも、栄養分を出来るだけ失わない為です。
・カボチャをピューレ状にして乾燥しておくとスープ作りにとても便利です。何か1品おかずが足りないな…そう思う時に役立ちます。
南瓜の栄養と豆知識
カボチャの栄養
情報引用元:ウィキペディア
カボチャは、β−カロテンが豊富に含まれているお野菜です。また、葉酸やビタミンKなどのビタミン類や、ミネラル類、繊維質も豊富に含まれています。
β-カロテン
β-カロテンは、にんじんのように色鮮やかな緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化力を持つ成分の1つです。この持ち合わせた強い抗酸化作用により生活習慣病予防効果やアンチエイジング効果があるとされています。
また、β-カロテンは体内では必要量に応じてビタミンAに変換されることが知られておりビタミンAとしても効果を発揮します。ビタミンAには、目の健康を維持して視機能を改善する効果や粘膜や皮膚を健康に保つ効果があることが知られています。
ビタミンK
血液を凝固させ止血する効果や、カルシウムの骨への沈着を促し骨の健康を保つ効果などがあるとされる栄養素です。
葉酸
葉酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB12とともに赤血球の形成を助けることから造血のビタミンとも呼ばれます。また、葉酸は胎児の正常な発育に重要とされ、特に妊娠初期の女性には必要な栄養素だとされています。