【乾燥野菜】ドライジンジャーの作り方|使い方・アレンジ方法と栄養・豆知識

ショウガは野菜として食材に使える他、乾燥させるとハーブとしても役立ちます。

乾燥させたショウガは長期保存が可能。

家で作る自家製ドライジンジャーはとてもいい香りがするので、ジンジャーティーとしても楽しめます。

ドライジンジャーの作り方

コツ・ポイントまとめ

切り方 約 7ミリスライス、又は、小さな1cm角ほどのキューブに
食材の乾燥前処理 特になし
設定温度 50~60℃
目安の乾燥時間 約8〜10時間
乾燥完了のチェック 乾燥して軽くなり、ぱきっと割れるくらい。(厚さにより割れない時もあり)

手順

①.スライサーを使い、7mm厚に切り、トレイに並べる。

②.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約8〜10時間乾燥させます。

乾燥しょうがの保存法

乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存します。

真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。

日常的に使う場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。

ラベルを貼りましょう
いつ製造した日付や、内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。

濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うのはふつうですが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。

ドライジンジャーの使い方

  • ジンジャーティーに
  • スムージーに加える。
  • 料理の香り付けに使う。
  • 粉にし、スパイスとして常備する。

戻し方

  • 室温で→15分水につける(お湯で戻すこともできます)
  • 冷蔵庫で→ジャーにドライジンジャーと水を入れ冷蔵庫に数時間おく。
    (水につけた後すぐに冷蔵庫に入れてください)

*ジンジャーティーまたはブレンドティーに加える場合はそのまま熱湯を注いでください。とても良い香りがします。

ドライジンジャーを作るコツ・注意点

・スライサーを使うととても便利です。また、小さく砕く時はフードプロセッサーが便利です。

・特に皮をむく必要はありません。私はいつも、よく洗い皮のままスライスします。

・乾燥後、ブレンダーに入れ粉状にして保存用のスパイスにもできますが、繊維質が多いため家庭のブレンダーでは市販のジンジャーパウダーのような目の細かい粉にはなりません。

・自家製のジンジャースパイスを作って使う時は、市販のジンジャーパウダーと同じ配分ではなく、少し多めに加える必要があります。

アレンジ方法

ドライジンジャーはブレンドティーに最適です。

いつも飲んでいる紅茶にドライジンジャーを1枚加えると簡単にドライジンジャーをお茶として楽しめます。

自家製ドライアップルと一緒にブレンドし、アップルジンジャーティーを作ったり、レモン+ジンジャー+蜂蜜を組み合わせて飲んでも美味しいです。

ジンジャーの栄養と豆知識

ショウガの栄養と成分

根生姜には100種以上の化学成分が含まれるとされており、そのうち強い抗酸化作用や抗炎症作用を示し体の健康効果に働くとされているのは、ファイトケミカルの一種であるジンゲロールと呼ばれる成分です。

ジンゲロール(Gingerol)

ジンゲロールとは、ファイトケミカルの一種で、生のしょうがに多く含まれている辛味成分のひとつです。このジンゲロールは、加熱されたり、乾燥処理をされると、ジンゲロンやショウガオールへと変化するとされています。このジンゲロールには、殺菌作用や免疫細胞を活性化させる作用、また、吐き気や頭痛を抑える作用があるとされています。

また、ジンゲロールとジンゲロールが加熱されたり、乾燥処理をされて変化したショウガオールには、冷えを改善する効果があるもあることが知られています。

また、ショウガにはビタミン類やミネラル類が豊富に含まれています。中でもビタミンB6、マグネシウム、マンガンが豊富に含まれているとされています。