収穫したてのトウモロコシは、とてもとても甘く、生のまま食べれるってご存知でしたか?
私は数年前、祖母が手入れしていた畑に訪れた時に、生まれて初めて『生』のとうもろこしをはじめて食べ、
トウモロコシの本当の甘さを知りました。
私がいつも食べていたとうもろこしとは甘さも風味異なり、食材の鮮度の大切さを改めて実感しました。
実はとうもろこしは鮮度が落ちると甘みもどんどんと減っていくそうです。
そして、基本的にとうもろこしは火を通して野菜です。
黄色いカラフルな色は、サラダやおかずに加えると見た目を華やかにします。
しかし、下ゆでが面倒だから…今日は諦めよう…と思うこともありますよね。
そうやって冷蔵庫に眠らせておくと、どんどん鮮度は落ちていきます。
そういうときも、新鮮なときに一度に茹でて乾燥させておけば、とーっても楽に使えます。
コーンの缶詰よりも、優秀です!
缶詰のコーンが使い切れず余ってしまったときも、それを乾燥し保存できます。
1.ドライとうもろこしの作り方
コツ・ポイントまとめ
切り方: | 茹でた後に身の部分を切り離す。 |
食材の乾燥前処理: | 下ゆでする。 |
設定温度: | 50~60℃ |
目安の乾燥時間: | 約10時間 |
乾燥完了のチェック: | 少し暗めの黄色になる。外皮が硬くなる。 |
乾燥コーンの作り方手順
①.とうもろこしを皮をむいて掃除をし、そのまま丸ごと下ゆでします。(約8分間)
②.火が通ったら火から下ろし、とうもろこしを素早く氷水又は冷水で冷やします。
③.身の部分を削ぎ取り、トレイの上に散らばせます。
④.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約10時間乾燥させます。
〜乾燥後〜
↑ 生のとうもろこしの色と比べて少し暗めの黄色になり、外皮が硬くなります。
2.乾燥とうもろこしの保存方法
乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存します。
真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
日常的に使う場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。
ラベルを貼りましょう
いつ製造した日付や、内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。
濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うのはふつうですが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。
3.乾燥とうもろこしの利用法
- サラダに入れる
- スープの具材として使う
- グラタンに入れる
- スープにする
- 料理の飾り付けに使う
乾燥とうもろこしの戻し方
- 室温で→15分水につける
- 冷蔵庫で→ジャーに乾燥とうもろこしと水を入れ冷蔵庫に数時間おく。
(水につけた後すぐに冷蔵庫に入れてください)
おいしい乾燥とうもろこしを作るコツ・注意点
・とうもろこしは少し重なり合っていてもしっかりと乾燥しますので、几帳面にきれいに広げなくても大丈夫です。
・缶詰のコーンも乾燥可能です。調理不必要ものは、水でさっと洗って水を切り、トレイに散らばして乾燥させます。乾燥時間の目安は8〜10時間です。
4.とうもろこしの栄養と豆知識
とうもろこしに含まれる栄養成分
とうもろこしには、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、カリウム、繊維質が豊富に含まれています。また、胚芽部分には必須脂肪酸であるリノール酸が含まれているとされています。
とうもろこしって健康にいいの?
- 便秘を改善する・デトックス(繊維質による)
- 腸内環境を整える(繊維質による)
- 血行を改善(ビタミンEによる)
- 疲労回復(ビタミンB1による)
5.まとめ
乾燥とうもろこしは、チョット何かに加えたい時に大活躍します。
鮮やかな黄色がプラスされ、食卓も華やかになります。
新鮮なうちに乾燥させ、とうもろこしが持つ『本来の甘さ』を十分に楽しみましょう!