長期保存もでき、便利に使える乾燥野菜。
今日はスープや野菜炒め、サラダやスムージーにも使える万能な乾燥ニンジンの作り方とコツをご紹介します。
人参は美味しくて栄養満点!
しかし、乾燥時にその栄養が失われてしまったらとっても残念。
できるだけ人参が持っている栄養分をギュッと閉じ込め、乾燥させる方法をご紹介します。
1.ドライキャロットの作り方
コツ・ポイントまとめ
切り方: | お好みで。 |
食材の乾燥前処理: | 丸ごと蒸す又は茹でる |
設定温度: | 50~60℃ |
目安の乾燥時間: | 約10時間前後 |
乾燥完了のチェック: | 乾燥しても少し柔軟性は残りますが、かなり縮んだ状態になります。 |
乾燥前の下準備と乾燥の温度・時間
人参にはビタミンCやビタミンAなど、空気や光にあたることにより失われてしまうとされる栄養成分が豊富に含まれています。乾燥中にこれらの栄養成分をできるだけ逃さず閉じ込めるには、蒸す・湯がくなどの乾燥前の下準備が必要です。ちなみに、茹でるより蒸すほうが栄養成分は守られるといわれています。また、皮を剥いてから火を通すと、より多くの栄養成分が逃げ出してしまうといわれています。できるだけ皮ごとそのまま火を通すようにしましょう。
①.まず、下準備をします。
人参を洗います。その後できれば、皮をむいたり切ったりはせずにそのまま蒸してください。レンジも可能です。大量で蒸すのが大変そうなら茹でましょう。
↑ ニンジンが沢山ありすぎたので茹でるのは諦めてまとめて茹でました。
②.用途に応じて、好きな形・大きさに切り、トレイの上に並べます。
分厚すぎると乾燥に時間がかかりますので、ある程度の薄さはキープして切りましょう。
③.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約10時間程乾燥させます。
↓ 10時間後
輪切りの人参です。かなり縮みました。
小さくインスタントスープ用に切ったものです。
アイデア次第で切り方、使い方色々です!
*良いドライニンジンを作るコツ・注意点*
栄養を逃さないようにする為の乾燥前の下準備が大切!
茹でるより、蒸す!
2.ドライニンジンの保存方法
乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存する必要があります。
真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
日常的に使う場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。
*ラベルを貼りましょう
製造した日付や内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。
*濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うと思いますが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。
3.ドライ人参の使い方
利用方法
- スープに
- サラダに
- 野菜炒めに
- スムージーに
- 干し芋のようにおやつとして
戻し方
室温で15分程度水につける。
(お湯で早く戻すこともできます。)
4.まとめ
便利に色々なレシピに使える乾燥人参。
乾燥させておくと嵩も減り、常温保存も可能。そして長期保存もできるのでかなり便利です。
買い忘れた時、不作で価格が高騰した時も
乾燥して保存しておけば慌てる必要はありませんね。
ただ、乾燥させるときは人参本来の栄養分をできるだけ失わないようにする為の下準備をお忘れなく!