ブッロッコリーは近年健康効果が優れている『抗がん野菜』としても注目されている野菜です。
注目されている成分、ファイトケミカルも豊富に含まれ、多くの健康効果が期待されています。
ブロッコリーの旬は冬~春先で、一年中食べることが難しいお野菜です。
そんな時に便利なのが、乾燥野菜です。
旬の新鮮なブロッコリーをそのまま乾燥させ、1年中楽しみましょう。
1.乾燥ブロッコリーの作り方
【コツ・ポイントまとめ】
切り方: | 頭の部分は茹でた後に小さく切り分ける。
茎の部分はスライスまたはブレンダーで液状にする。 |
食材の乾燥前処理: | 丸ごと蒸す・茹でる。 |
設定温度: | 50~60℃ |
目安の乾燥時間: | 約12時間 |
乾燥完了のチェック: | 乾燥して軽くなり、深い緑色になる。(頭の部分) |
【手順】
①.質の良い乾燥食材にするには、下準備(茹でるか蒸す)が必要です。そのまままるごと緑色が鮮やかになるまで茹で(または蒸す)、てください。茎の部分は時間がかかります。(茹ですぎ注意)
②.頭の部分は好みの大きさに切り分けます。そしてトレイの上に並べます。
②.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約12時間乾燥させます。
2.乾燥ブロッコリーの保存方法
乾燥は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存します。
真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
日常的に使う場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。
*ラベルを貼りましょう
いつ製造した日付や、内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。
*濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うのはふつうですが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。
3.乾燥ブロッコリーの利用方法
- スープに
- サラダに
- 野菜炒めに
- 茎の部分はスープやシチューに最適です
【戻し方】
- 室温で→15分水につける(お湯で戻すこともできます)
- 冷蔵庫で→ジャーに乾燥ブロッコリーと水を入れ冷蔵庫に数時間おく。
(水につけた後すぐに冷蔵庫に入れてください)
良い乾燥ブロッコリーを作るコツ・注意点
・ブロッコリーにはビタミンCやビタミンAなど、空気や光にあたることにより失われてしまうとされる栄養成分が豊富に含まれています。乾燥中にこれらの成分の失う量を最小限に抑えるためには下準備が必要です。ちなみに、茹でるより蒸すほうが栄養成分は守られるといわれています。
・茎の部分も使えます。私のおすすめの茎の部分の使い方は、柔らかくなるまで茹でた後ブレンダーで液状(ピュレ)にして乾燥させ、スープの材料として使うことです。
4.ブロッコリーの栄養と効果
4−1.ブロッコリーの栄養と成分
情報引用元:ウィキペディア
ブロッコリーには豊富な繊維質やビタミン類、ミネラル類がバランス良く含まれています。中でも、脂肪を燃焼させエネルギー代謝や細胞の新陳代謝を促進する効果があるとされているリボフラビンや、ホルモンのバランスを整える働きや神経伝達物質の合成にも関わり精神状態を安定させる効果もあるとされるビタミンB6、胎児の正常な発育に重要な栄養素とされている葉酸などが多く含まれています。
また、今注目されている健康成分であるファイトケミカルも豊富に含まれているとされています。
【ファイトケミカル】
ファイトケミカル(phytochemical)とは、植物由来の物質で、植物が紫外線、有害物質、害虫、などから自身を守るためにつくりだすとされている物質です。強い抗酸化作用等を持ち様々な病気を予防する効果があると考えられ、近年注目を浴びている成分です。
4−2.ブロッコリーに期待されている健康効果
- 生活習慣病の予防効果
- アンチエイジング効果・美肌効果
- 肝機能を高める効果
- デトックス・便秘解消効果
- 目の健康を保つ効果
- 貧血を予防する効果
- 胎児の健康を守る効果
- 骨の健康を守る効果