乾燥パセリ・パクチーの作り方コツ保存法 ドライハーブの活用方法

パセリやコリアンダーなど葉っぱ系のハーブは香りも良く、パスタやサラダなど洋風のお料理を作るときの必需品食材です。

しかし、傷みやすいのが難点。

アメリカではこれらのハーブはだいたい束売りされていて、半分使い切らないくらいでもう残りは傷んでしまいます。

そこで、便利なのはやはり乾燥食材!

使い切れないと思った文は新鮮なうちに乾燥させてしまいましょう。長期保存が可能になり、さらに幅広い用途で活用できます。

1.ドライハーブ葉(コリアンダー/パセリ)の作り方・コツ

コツ・ポイントまとめ

切り方: 早く乾かしたいときは葉だけを切り取る。

丸ごと乾燥可。

食材の乾燥前処理: 丸ごと蒸す又は茹でる。(前処理無しでも乾燥可能)
設定温度: 50~60℃
目安の乾燥時間: 約8〜10時間前後
乾燥完了のチェック: パリパリになり手で簡単に粉末状にできるくらい。

乾燥前の下準備と乾燥の温度・時間

葉ハーブ類は、乾燥前にさっと下茹でした方が鮮やかな緑がキープでき、また乾燥時間も短縮できます。食材に含まれている栄養分も前処理をした方が乾燥する過程で失われにくいといわれています。

①.まず、下準備をします。(そのまま下準備無しでも乾燥できます。)

洗ってそのまま丸ごと茹で(又は蒸し)、さっと氷水(又は冷水)に通し熱をとります。その後トレイに並べます。

③.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約8〜10時間乾燥させます。

前処理したもの

前処理なしのもの

↓ 約8〜10時間後

パリパリになり手で潰せます。

*良い乾燥ハーブを作るコツ・注意点*

乾燥前の前処理としてさっと茹でると、乾燥時間も短縮され、ハーブが持つ栄養もキープされやすく鮮やかな緑色の乾燥ハーブが出来上がります。

↑左:前処理なし 右:前処理あり

どちらも約8時間フードドライヤーで乾燥させた状態です。写真では少し見にくいですが、乾燥前に茹でたもの(右)は緑色が濃く鮮やかに残り、もう乾燥が完了しています。前処理なし(左)は色が少し褪せた状態でまだ乾燥しきっていません。このように比べると良くわかります。

2.保存方法

乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存する必要があります。真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。

日常的に使う場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。

*フードドライヤーで乾燥させた場合、乾燥直後の乾燥食材には熱が残っています。そのまま保管容器に入れてしまうと食品が湿気を持ってしまう原因になり、カビが発生してしまうこともあります。乾燥後は少し室温に置き熱を逃がしましょう。

*ラベルを貼りましょう
製造した日付や内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。

*濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うと思いますが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。

3.使い方

  • スープに
  • サラダに
  • 野菜炒めに
  • パスタに
  • スムージーに

4.まとめ

傷みやすい葉ハーブ、コリアンダーやパセリ。ビタミンやミネラルなど含まれている栄養成分も多く、洋食を作る時のア香り付けに欠かせないものです。

使い切れない分は新鮮なうちに乾燥させて保存しておきましょう。

また、乾燥したハーブを粉末にしてしまうと、朝食スムージーなどにも簡単に加えることができ栄養を取り入れることができます。

私は自分で作るスムージー用の自家製のグリーンパウダーにはハーブの粉末も加えています。