旬の乾燥野菜 ドライいんげん豆の作り方・下ごしらえ・保存法と使い方

お手頃価格で高タンパクの優れもの野菜インゲン豆

もうすぐ旬をむかえます。

旬の時期は手に入れやすくなり、綺麗な鮮やかな緑色の物をよく見かけるようになります。

私が今住んでいるアメリカ南部のエリアでは一足早く旬がきているようで、地元のファーマーズマーケットでも見かけるようになってきました。

ここでは、おすすめのインゲン豆の保存方法、乾燥インゲンの作り方をご紹介したいと思います。

旬のうちに乾燥させ、季節の食材を年中楽しみましょう。

1.乾燥サヤインゲンの作り方・コツ

コツ・ポイントまとめ

切り方: そのまま、又は3〜5cmに切る。
食材の乾燥前処理: 茹でる又は蒸す。
設定温度: 50~60℃
目安の乾燥時間: 約8〜12時間前後
乾燥完了のチェック: 紙のようにパリパリに乾燥しますが少し柔軟性が残ります。

乾燥前の下準備と手順(乾燥温度・時間)

① 下準備をします

ヘタをつまんでスッと引っ張りスジを取り除きます。

水洗いし、熱湯で約3分間(鮮やかな緑色になるまで)茹でます。

*レンジを使って調理してもOKです。

丸ごと乾燥させたい場合はそのまま、そして、切って乾燥させたい場合は好きな大きさに切ります。

【インゲン豆の豆知識】

生又は加熱不十分のインゲン豆(特に成熟した種子を食べる品種)を食べると、嘔吐や下痢などの中毒症状が起きる可能性があるといわれています。また、80度以下の温度で加熱調理すると逆に毒性が増えてしまうようです。下ゆでは必ずしましょう。

インゲン豆の毒性についての詳しい情報はウィキペディアのインゲン豆のページにに載っています。

ウィキペディア・インゲン豆のページリンク

詳しく知りたい方は上記のリンクからご覧ください。

②.食品乾燥機に入れ、50~60℃で約8〜12時間程乾燥させます。(大きさや茹で時間、湿度、機械の種類によって異なります。)

↓12時間後

写真では少し分かりにくいですが、のように薄っぺらく乾燥するまでしっかりと乾燥させてください。少し柔軟性が残ります。莢の中に豆が入っている部分は乾燥に少し長めの時間がかかります。

2.保存方法

  • 乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存する必要があります。真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
  • 密閉度が高い瓶やジップロックに入れて保管しましょう。真空パックにするとより長く保存できます。
*フードドライヤーで乾燥させた場合、乾燥直後の乾燥食材には熱が残っています。そのまま保管容器に入れてしまうと食品が湿気を持ってしまう原因になり、カビが発生してしまうこともあります。乾燥後は少し室温に置き熱を逃がしましょう。

*ラベルを貼りましょう
製造した日付や内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。

*濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うとは思いますが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。

3.使い方

  • サラダに
  • 胡麻和えに
  • スープ・お味噌汁に
  • 煮物に

戻し方

15分程度お湯につけるともどります。

スープなどに使う場合はそのまま使っても調理している間に戻っていきます。

4.まとめ

タンパク質を豊富に含む優れもの野菜のサヤインゲン。

もうすぐ旬がやってきます。

家庭菜園で作ってらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

沢山採れたら乾燥保存してみてください。また違った食感が楽しめます。