お料理の香り付けに
おかし作りに
飲料水に
レモンは幅広く使える優れものです。
また、ビタミンCが豊富に含まれビタミンCの良い供給源としても知られています。
オーストラリアに住んでいた頃、自宅の裏庭にレモンの木があり収穫時はレモンが大量になりレモネードやレモンケーキを作り、慌てて消費していたのを覚えています。
その頃に思いついたのが、レモンを乾燥して保存する方法です。
アメリカに引っ越してきてからはコストコで大量に入っているレモンのバックを購入した時やファーマーズマーケットでたくさん購入した時など、使いきれなさそうなものはあらかじめ乾燥させてドライレモンを作り保存しています。
ここではドライフルーツ・レモンの作り方と使い方、保存方法についてご紹介します。
1.ドライフルーツ・レモンの作り方
作り方・まとめ
切り方: | 約4〜7ミリ厚輪切り
(ゼストを使いたい時などは皮も乾燥可能) |
食材の乾燥前処理: | 皮をむく(お好みで) |
設定温度: | 50~60℃ |
目安の乾燥時間: | 約10〜12時間(輪切り) |
乾燥完了のチェック: | 触った感じが乾燥していて、簡単にぱきっと割れるくらい。 |
手順−ドライフルーツメーカー利用時
1.レモンの皮を取り除きたい時はレモンの皮を剥きます。(皮も乾燥させて使えます。)
2.レモンを約4〜7ミリ厚の輪切りにします。
3.トレイに並べ食品乾燥機に入れ、50~60℃で約10〜12時間乾燥させます。
↓ 50~60℃で約10〜12時間
手順−オーブンを利用する場合
オーブンを利用して乾燥させる場合は、できるだけ低い設定温度で乾燥させてください。
オーブンの大きさやタイプによると思いますが、我が家のオーブンでは100度で4時間程でした。乾燥の途中に一度レモンスライスの上下を裏返し、トレイの手前側と後ろ側をくるっと回し入れ替えてください。
様子を見ながら、触った感じが乾燥していて、簡単にぱきっと割れるくらいまでしっかりと乾燥させてください。
おいしい乾燥レモンを作るコツ・注意点
・レモンには水分がたくさん含まれています。7ミリ以上の厚さに切ってしまうと、しっかり乾燥させるのが難しくなる場合があります。
・レモンの皮も乾燥し、便利に使う事もできます。しかし、皮を使いたい時はよく洗って使ってください。
・レモンゼストを作りたい時は、皮をまず乾燥させてからブレンダーでパウダー状にすると簡単です。
・皮をむいて乾燥させたレモンは乾燥後パウダーにもできます。
2.ドライフルーツ・レモンの保存方法
乾燥食材は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存する必要があります。
真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
日常的に使う予定がある場合は口がピタッと閉まるようになっているジャーや瓶に詰めて保存しましょう。また、タッパーやジップロックも利用可能です。
*ラベルを貼りましょう
いつ製造した日付や、内容物など、わかりやすく記載しておきましょう。管理がしやすくなります。
*濡れた手にはご注意ください
清潔に保つために食材を触る前に手を洗うのはふつうですが、少しても手が濡れている(湿気ている)とせっかくしっかり乾燥させた食材に水分がうつります。完全に手を乾かす、または使い捨てのキッチン用ゴム手袋などを使うことをお勧めします。
3.乾燥レモンの利用方法
- 飲料水に入れる(レモン水)
- 紅茶に入れる
- 自家製ハーブティーブレンドに加える
- 焼き菓子に使う
- お料理に使う
【戻し方】
- 室温で→15分水につける
- 冷蔵庫で→ジャーに乾燥レモンと水を入れ冷蔵庫に数時間おく。
(水につけた後すぐに冷蔵庫に入れてください)
*私は水で戻さず、そのまま使います。
4.レモンの豆知識
誰もがご存知の通り、レモンにはたっぷりのビタミンCが豊富に含まれています。
また、カリウムやクエン酸、ルチンなどの成分も含まれています。
5.まとめ
ドライフルーツ・レモンの作り方と活用法・保存法をご紹介させていただきました。
オーブンを使ってお肉や魚を調理する時や、
ちょっとした焼き菓子のデコレーションにレモンスライスは大活躍します。
また、いつも飲むお水や紅茶などにも気軽にプラスできます!
少し爽やかな柑橘系の香りをプラスしたい時にぴったりのドライフルーツです。
乾燥させておけば長期保存がきくので、わざわざレモンを買いにスーパーへ行く時間が省けます。
常備しておきたい乾燥食材の1つですね。